肛門にいぼ状のはれができる状態
肛門の少し奥には、肛門を自然に閉じるために血管に富んだ柔らかい部分があります。肛門への負担が大きくなるとその血管は太くなり、蛇行し、静脈瘤のようになります。これをいぼ痔と呼びますが、徐々にうっ血が強くなり出血をを起こすようになります。
さらに、長く放置すると痔核は大きくなり、支持している組織が引き伸ばされて肛門の外に脱出するようになります。痔核には、直腸側にできる内痔核と肛門付近の皮膚にできる外痔核があります。注射で治せるのは内痔核です。
なら切らずに治療ができるため、
外科手術と比べて出血や痛みが大幅に軽減されて患者様の負担も軽減されます。
早期受診こそが痔を早く確実に治す近道です!
肛門の少し奥には、肛門を自然に閉じるために血管に富んだ柔らかい部分があります。肛門への負担が大きくなるとその血管は太くなり、蛇行し、静脈瘤のようになります。これをいぼ痔と呼びますが、徐々にうっ血が強くなり出血をを起こすようになります。
さらに、長く放置すると痔核は大きくなり、支持している組織が引き伸ばされて肛門の外に脱出するようになります。痔核には、直腸側にできる内痔核と肛門付近の皮膚にできる外痔核があります。注射で治せるのは内痔核です。
進行度 | ||||
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I度 | II度 | III度 | IV度 | |
症状 | 痔核が肛門内でふくらんでいるだけで、肛門の外へでてくることはない状態。 | 排便時に痔核が肛門の外へでてくるようになるが、排便後は自然にもどる状態。 | 排便時に外に飛び出した痔核を、自分の指で肛門内に押し込まないともどらない状態。 | 痔核が常に肛門の外にでたまま、指などで押し込んでも、もどすことができない状態。 |
治療 | 治療の必要はなし脱肛や出血がない場合は特に治療の必要はありません。 生活習慣に気を付けていれば大丈夫。 |
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進行度 | I度 |
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症状 | 痔核が肛門内でふくらんでいるだけで、肛門の外へでてくることはない状態。 |
治療 | 治療の必要はなし脱肛や出血がない場合は特に治療の必要はありません。 生活習慣に気を付けていれば大丈夫。 |
進行度 | II度 |
症状 | 排便時に痔核が肛門の外へでてくるようになるが、排便後は自然にもどる状態。 |
治療 |
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進行度 | III度 |
症状 | 排便時に外に飛び出した痔核を、自分の指で肛門内に押し込まないともどらない状態。 |
治療 |
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進行度 | IV度 |
症状 | 痔核が常に肛門の外にでたまま、指などで押し込んでも、もどすことができない状態。 |
治療 |
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ジオン注射は、痔核治療の経験が豊富で
講習を受けた医師のみが行える治療です。
すべての病院で受けられるわけではありません。
当院は
ALTA実施登録施設です
ジオン注射は四段階注射法といって、図のように
ひとつの痔に4か所に分けて注射し、薬液を十分に
浸透させます。
投与直後から痔核に流れ込む血液量が減り、翌日には出血が止まり脱出の程度も軽くなります。
腫大していた痔核は次第に小さくなり、引き伸ばされていた支持組織も元の位置に癒着・固定して、脱出がみられなくなります。(1週間~1か月)
大腸の検査
ジオン注射は即日投与はできません。
事前の大腸の検査が必要です。
いぼ痔があると診断され、注射で治せる痔核だった場合ALTA療法(ジオン注射)が受けられます。
注射による痔核の縮小術ですが局所麻酔や血流に影響を与える薬剤を使用しますので同意書が必要となります。
また、術前に採血なども必要になるため事前に検査をお受けください。
検査当日は来院時に浣腸を行い直腸内をきれいにします。
注射後に注射刺入部をマッサージすることで排便感が促されてしまうことや検査当日の排便を極力控えていただくための処置です。
肛門鏡を使用し患部の観察、肛門周囲に局所麻酔を3か所行います。
この時、細い針を使用していますが針を刺される痛みがあります。
痔核に対し4回に分けてジオン注射を注入します。
血圧が落ち着いているか確認のため、1時間ほど休んでいただきます。
更衣を行い診察室で説明を行います。
検査当日の排便はなるべくお控えください。
アルコールも禁止です。
入浴についてジオン注治療当日はシャワーはかまいませんが、入浴はできません。
翌日からは普通に入浴できます。
翌日にお尻の状態を確認します。
施術後は通院(経過観察)が必要です。
痛みが続く・出血・排便がしづらくなる・熱が出るなど好ましくない作用があらわれることがあります。
定期的に通院していただく必要があります。
このような方はALTA療法の
治療ができません。