当日にわかる採血結果
当院では、甲状腺ホルモンを測定する機器を導入しておりますので、甲状腺ホルモン、抗体検査の結果が1時間でわかります。
※当日甲状腺ホルモンの検査結果をお聞きになりたい方は、午前は11:00までに午後は16:00までに受付を済ませていただきますようにお願いいたします。
甲状腺ホルモンが適切に分泌されない場合、
原因不明の体調不良や疲労感が続くなどの様々な症状が現れます。
甲状腺は喉ぼとけの付近にある臓器で、体の新陳代謝を促進する働きがあります
甲状腺は首の前側、喉ぼとけのすぐ下にあります。
甲状腺の病気になると、多くの場合、甲状腺が腫れてきますが、その程度は様々です。
甲状腺の腫れが気になった方は、当院での検査をお勧めします。
甲状腺の病気は
比較的無症状で経過するため見過ごしたり、
心臓病、神経・精神疾患、更年期症状などと症状が似ているため
他の病気と間違えられることがあります。
頻度の高い甲状腺疾患には、
バセドウ病、橋本病、亜急性甲状腺炎、無痛性甲状腺炎、甲状腺腫瘍があります。
甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、甲状腺機能が亢進する病気です。
症状は動悸・イライラ・疲れやすい・食欲亢進・体重減少・手の震えなどがあります。
バセドウ病は、20〜30代の女性に多くみられます。
甲状腺に慢性的に炎症が起こる病気で慢性甲状腺炎とも呼ばれます。
ホルモンが不足してくると、顔や手のむくみ、体重増加、便秘、皮膚乾燥、なんとなくだるい、眠い、嗄声など甲状腺機能低下症の特有な症状がみられます。
風邪のような症状と発熱を認め、続いて前頚部の痛みと共に軽度の甲状腺の腫大が認められます。
痛みは通常甲状腺の一部から始まり次第に移動します。しかし、症状がないことや、気づかない場合もあます。また、痛みの程度も様々です。
無痛性甲状腺炎は何らかの原因によって甲状腺の細胞が壊れ、甲状腺に貯められていた甲状腺ホルモンが血中に漏れ出ることで、一時的に甲状腺ホルモンが増加する病気です。
甲状腺ホルモンが血中に過剰に出ているので、バセドウ病と同じような症状になりますが、時間が経てば正常化していきますのでほとんどの場合治療は不要です。
甲状腺にこぶ、しこりができる状態です。
良性のものと悪性のものがあり、これらが合併していることもあります。超音波検査や穿刺細胞診などで診断し、小さな腫瘍で悪性の心配がなければ定期的にチェックします。悪性の場合には外科治療となりますが、甲状腺にできるがんの大部分はとてもおとなしい性質のものです。
甲状腺の病気があっても、治療により血液中の甲状腺ホルモン値が正常に保たれていればほとんどの場合問題はありません。
甲状腺機能亢進症および甲状腺機能低下症においては、以前から妊娠の成立に大きな影響を及ぼすことが明らかにされています。
甲状腺ホルモンの数値が低い方の妊娠は正常な方の妊娠に比べて流早産の頻度が高いとの報告があります。
日常生活には差し支えない程度のごくわずかな甲状腺機能低下症に対して、甲状腺ホルモンの補充を行うことによって妊娠率や流産率が改善したという報告もあります。
妊娠前や妊娠中には定期的に甲状腺の検査を受けるようにしましょう。
もしかして甲状腺異常かも…
でもどんな検査をするの
視・触診:首を触ることによって甲状腺の大きさや腫瘤(しこり)が無いかを診察します。
甲状腺ホルモンは、甲状腺の濾胞細胞と呼ばれる場所でヨードを原料に作られます。
そして、濾胞細胞では、サイロキシン(T4)とトリヨードサイロニン(T3)と呼ばれる2種類の甲状腺ホルモンが作られます。
甲状腺ホルモンの測定は、血液中のFT4とFT3の測定で行われ、当院でもFT4とFT3、甲状腺刺激ホルモン(TSH)で甲状腺機能亢進症、
甲状腺機能低下症の診断を行います。
抗サイログロブリン抗体、抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体を測定し潜在性の橋本病も確認できます。
一般的な採血と同じように採血をします。
採血ができましたら、院内でゆっくりお待ちいただいても、ショッピングにお出かけいただいても構いません。
約1時間で、検査結果をお伝えできます。
超音波を用いるのでレントゲンと異なり被爆せず、ゼリーを塗った探触子を体表で滑らすだけなので、痛み等を伴うこともありません。
超音波だけでしこりの良悪性の確定診断を行うことは困難ですが、ある程度の質的診断(良悪性の鑑別)は可能です。
検査時間は約10分ほどです。
STEP1検査の準備をします
検査はベッドに横になった状態で首に検査用ゼリーをつけて行います。首周りがあいた服装で来院していただけるようお願いします。
ネックレス・ネクタイなども外していただきますのでご了承ください。
STEP2検査をします
首にゼリーをつけて診察をします。甲状腺の大きさ、しこりの存在の有無とその性状、リンパ節の腫大の有無などを見ます。
STEP3しこりが発見された場合
超音波検査で腫瘤(しこり)が発見された場合、穿刺吸引[せんしきゅういん]細胞診をします。
穿刺吸引細胞診については診察方法:穿刺吸引細胞診をご覧ください。
甲状腺に細い針を刺して直接細胞をとる検査で、良性・悪性の鑑別には最も診断率が優れた方法です。
医師が目的の病変部を見ながら、頸部から甲状腺に23G注射針(約0.6mm)を刺します。
これは採血で使っている針と同じ大きさのものです。
最初はチクッとしますが麻酔なしでも我慢できる程度の痛みで、腕からの採血とほとんど同じです。
画像で針先の位置を確認しながら行ないますので、目的の部位から細胞を採取することができます。
注射針を刺した部分にはバンソウ膏を貼ります。
細胞診検査をした後に、ごく希に甲状腺が腫れることがあります。
腫れてきた、気分が悪くなった、痛みが持続している等の場合は遠慮無くお知らせください。
CTとは、X線を利用してからだの輪切りの断面像を作る装置です。
CTは、超音波検査では探りにくい部分、また甲状腺のまわりの他臓器がどのような位置関係であるかを把握するために行います。
甲状腺がんと周囲臓器(気管、食道など)との関係、リンパ節転移の有無、遠隔転移(肺転移など)の有無、再発チェックなどに用いられます。
当院ではCT検査はできませんが、連携をお願いしている病院でCT検査を受けていただきます。
当院では、患者様が安心して検査を受けられる、
患者様の身体的負担を減らせるような環境を整えております!
当院では、甲状腺ホルモンを測定する機器を導入しておりますので、甲状腺ホルモン、抗体検査の結果が1時間でわかります。
※当日甲状腺ホルモンの検査結果をお聞きになりたい方は、午前は11:00までに午後は16:00までに受付を済ませていただきますようにお願いいたします。
JR大阪駅よりすぐの場所にクリニックがあります。
採血の待ち時間、ショッピングにお出かけいただいてもかまいません。
3割負担 / ホルモン検査・超音波・細胞検査
4,000円~5,000円