💡こんな症状、ありませんか?
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急におなかが痛くなった
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数時間後に血の混じった便が出た
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左下腹部の痛みと下痢が続く
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排便後に少し楽になる
これらは**虚血性腸炎(きょけつせいちょうえん)**によく見られる症状です。
中高年の女性に多く、便秘や脱水、ストレスがきっかけになることがあります。
🔍 虚血性腸炎とは
大腸の一部で血流が一時的に悪くなり、腸の粘膜が炎症や潰瘍を起こす病気です。
多くの場合は自然に回復しますが、重症例では腸の壊死や穿孔を起こすこともあるため注意が必要です。
🧠 主な症状
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突然の腹痛(特に左下腹部)
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血便・粘血便(数時間〜半日後に出現)
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軽い発熱や下痢
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吐き気、腹部の張り
痛みと血便が同時に起こる点が特徴です。感染性腸炎や潰瘍性大腸炎と似ているため、大腸内視鏡検査による鑑別が欠かせません。
📸 内視鏡での所見
当院での大腸内視鏡検査では、次のような典型的な所見を確認します。
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粘膜の発赤・浮腫・びらん
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縦走潰瘍(線状の潰瘍)
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血管透見像の消失
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境界が明瞭で、左側結腸(特にS状結腸)に多い
これらの所見から、感染性腸炎などとの鑑別診断を行います。
💊 治療方法
虚血性腸炎は、保存的治療で回復することがほとんどです。
入院が必要な場合もありますが、次のような治療を行います。
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安静・絶食・点滴で腸を休ませる
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抗生剤を必要に応じて使用
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症状が落ち着けば、流動食 → 軟食 → 通常食へ段階的に戻す
🌿 経過と予後
多くの方は1〜2週間で症状が改善します。
再発はまれですが、動脈硬化がある高齢者では狭窄性虚血性腸炎へ進行することがあるため、定期的なフォローをおすすめします。
激しい腹痛や血便が長引く場合は、壊死型の可能性もあるため早急に受診してください。
🏥 当院での診療について
おおたきく子クリニック(大阪市梅田)では、
日本消化器内視鏡学会指導医による苦痛の少ない大腸内視鏡検査を行っています。
出血や痛みの原因を正確に調べ、再発予防まで丁寧にサポートいたします。
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🏠 大阪梅田消化器・内視鏡・肛門・乳腺・甲状腺おおたきく子クリニック
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所在地:大阪市北区梅田2丁目4-37 西梅田上島ビル5階
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アクセス:JR大阪駅から徒歩5分
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診療科:消化器内科/内視鏡内科/肛門外科/乳腺外科/甲状腺内科

