クローン病|【公式】おおたきく子クリニック|JR大阪駅の胃カメラ・大腸カメラ・痔

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クローン病

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クローン病とは

クローン病は、消化管のどの部位にも炎症を引き起こす可能性がある慢性の炎症性腸疾患(IBD:Inflammatory Bowel Disease)です。特に小腸の終末部と大腸に炎症が現れることが多く、潰瘍や腫瘤(かたまり)が生じる場合もあります。

若年層(10〜30代)に多く発症し、男女ともに見られますが、原因は完全には解明されていません。クローン病は再燃と寛解を繰り返す特徴があり、症状を管理しながら長期的に向き合う必要があります。

クローン病の主な症状

クローン病の症状は、炎症の範囲や重症度によって異なります。初期の段階では軽度の不調から始まり、次第に症状が進行する場合があります。

主な症状

  1. 下痢
    慢性的な下痢が特徴的です。水様便や粘血便が続くことがあります。
  2. 腹痛
    消化管に炎症がある部位に応じて、特に右下腹部に痛みが現れることが多いです。
  3. 体重減少
    栄養吸収障害や食欲不振により、急激な体重減少が見られることがあります。
  4. 発熱
    炎症が激しい場合、微熱や高熱を伴うことがあります。

その他の症状

  • 貧血
  • 倦怠感
  • 肛門周囲膿瘍(肛門付近に膿がたまる状態)や裂肛

これらの症状が数週間以上続く場合、クローン病の可能性があるため、早めに専門医を受診することをおすすめします。

クローン病の原因

クローン病の発症メカニズムは明確には解明されていませんが、以下の要因が複雑に絡み合っていると考えられています。

免疫異常

免疫システムが腸内の正常な細菌や自身の腸管を攻撃することで、炎症が引き起こされます。

遺伝的要因

家族内にクローン病の患者がいる場合、発症リスクが高まることが知られています。

環境要因

  • 食生活(脂肪分の多い食品や加工食品の摂取など)
  • 喫煙(喫煙はクローン病の発症リスクを高め、再燃の可能性も増加させます)
  • ストレスや生活環境の変化

これらの要因が発症や症状悪化に影響を与えるとされています。

クローン病の検査方法

クローン病の診断には、症状の評価とともに、以下の検査が必要です。当院では正確な診断を行うため、最新の検査機器を備えています。

血液検査

炎症の程度を調べるために、CRP値や白血球数を測定します。また、貧血や栄養状態を確認するための検査も行います。

便検査

感染症の除外や便中の血液の有無を確認します。

内視鏡検査(大腸・小腸)

腸内を直接観察し、炎症の範囲や重症度を確認します。必要に応じて組織を採取し、病理検査を行います。

画像検査(CT、MRI、カプセル内視鏡)

腸管全体を評価するために、画像検査を活用します。特に小腸に炎症がある場合、カプセル内視鏡が有効です。

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