大阪梅田消化器内科のおおたきく子クリニックです。
「急にお腹を下してしまった」
「ここ数日ずっとゆるい便が続いている」
そんなお悩みを抱えていませんか?
下痢は多くの人が一度は経験する症状ですが、原因はさまざまで、放置すると思わぬ病気が隠れていることもあります。
今回は、大人に多い下痢の原因や受診のタイミングについてご紹介します。
■下痢とは?その仕組みを知っておきましょう
下痢とは、水分を多く含んだ軟らかい便が出る状態のことです。
腸が何らかの刺激を受け、通常よりも速く内容物を排出しようとすることで、便の水分吸収が追いつかず、結果として下痢になります。
大きく分けて「急性下痢」と「慢性下痢」があります。
数日で治る急性下痢は感染や食あたりが原因のことが多く、2週間以上続く慢性下痢には、過敏性腸症候群や腸の病気が関係している可能性があります。
■大人の下痢の主な原因とは?
・食あたり(ウイルス・細菌)
ノロウイルスやサルモネラ菌など食事を通じて体に入った病原体が腸を刺激し、急な下痢を引き起こします。嘔吐や発熱を伴うこともあります。
・ストレスや自律神経の乱れ
仕事や家庭のストレスによって自律神経のバランスが乱れると、腸の動きにも影響が出ます。
出勤前や緊張する場面で下痢が起こるタイプは、この原因が多い傾向です。
・過敏性腸症候群(IBS)
検査をしても異常が見つからないのに、下痢や便秘が続く状態です。特に20~50代に多く、「過敏性腸症候群・下痢型」と診断されることがあります。
・薬の副作用
抗生物質や一部の便秘薬、整腸剤などが腸内環境を乱し、下痢を引き起こすことがあります。特に高齢者は影響を受けやすいため注意が必要です。
・慢性の消化器疾患
潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患が原因で、慢性的に下痢が続くことがあります。早期発見が治療の鍵です。
■こんな下痢は要注意!受診の目安とは?
以下のような症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
・1週間以上、下痢が続いている
・血便や発熱を伴う
・強い腹痛や体重の減少がある
・市販薬でも改善しない
気になる症状がある場合は、自己判断せず、消化器内科にご相談ください。
■下痢の診断と当院でできる検査
おおたきく子クリニックでは、以下のような検査・診察を行っています。
・丁寧な問診と腹部の診察
・血液検査による炎症や脱水の確認
・必要に応じて大腸内視鏡検査(大腸カメラ)
・患者さまの状態に応じて、適切な検査をご提案いたします。
気になる下痢は放置せず、ご相談ください。
一時的な下痢であっても、繰り返すようであれば体のSOSかもしれません。
大阪で消化器の不調にお悩みの方は、お気軽に当院へご相談ください。早期の診断と対応で、快適な生活を取り戻しましょう。
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【参考文献】
厚生労働省 e-ヘルスネット「下痢」
日本消化器病学会 ガイドライン
MSDマニュアル プロフェッショナル版「下痢」