胸焼け・ ゲップがよく出る
胸焼け・ ゲップがよく出る
胸焼けとゲップがよく出る原因には、胃酸が食道に逆流する逆流性食道炎(GERD)、食道と横隔膜の間の筋肉が弱くなり胃が食道に入り込む食道裂孔ヘルニア、消化不良による胃内のガスの溜まり、過敏性腸症候群(IBS)による腸内ガスの発生、食生活の乱れ(脂っこい食事やアルコール、カフェインの摂取)やストレスが消化機能に影響を与えることが挙げられます。
逆流性食道炎(GERD)
胃酸が食道に逆流し、胸焼けやゲップを引き起こします。食道に炎症を伴うことが多く、慢性的に症状が続くことがあります。
食道裂孔ヘルニア
横隔膜と食道の間の筋肉が弱くなり、胃の一部が食道に入り込むことで、胃酸の逆流や胸焼けが発生します。
消化不良
胃の消化機能が低下し、食べ物がうまく消化されずにガスが溜まり、ゲップが頻繁に出ることがあります。
過敏性腸症候群(IBS)
腸の動きが不規則になり、腸内にガスが溜まることが原因で、ゲップや腹部膨満感が現れることがあります。
胃潰瘍や十二指腸潰瘍
胃や十二指腸の粘膜が傷つくことで、胃酸が逆流し、胸焼けが引き起こされることがあります。
胆石症
胆石が胆嚢や胆管に詰まると、胃酸の逆流や消化不良が起こり、胸焼けやゲップが伴うことがあります。
膵炎
膵臓の炎症が消化機能に影響を与え、消化不良やガスの発生を引き起こすことがあります。
ゲップ症状が見られる場合、まずは胃カメラ検査を推奨します。胃内に異常が見られない場合は、大腸カメラにより、原因の究明を進めます。
これでも症状が特定できない場合は、CT/MRIなどにより全身の画像検査を行う場合もありますし、病気ではなく食習慣や生活習慣に問題があるケースもありますので、生活指導を合わせて行います。