直腸カルチノイド|【公式】おおたきく子クリニック|JR大阪駅の胃カメラ・大腸カメラ・痔

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直腸カルチノイド

直腸カルチノイド|【公式】おおたきく子クリニック|JR大阪駅の胃カメラ・大腸カメラ・痔

直腸カルチノイドとは

直腸カルチノイドは、直腸に発生する稀なタイプの腫瘍で、神経内分泌細胞から発生します。神経内分泌細胞は体内でホルモンを分泌する役割を持ち、カルチノイドはその細胞が異常増殖することによって形成されます。この腫瘍は、初期の段階では症状が軽度であることが多いため、発見が遅れることがありますが、早期発見と適切な治療により、良好な予後が期待できます。

直腸カルチノイドの特徴

症状

直腸カルチノイドは多くの場合、初期には症状が現れないことが多く、進行するまで気づかれないことがあります。進行すると、以下の症状が現れることがあります。

  • 直腸出血
    直腸カルチノイドが血管を圧迫したり破ったりすることで、便に血液が混じることがあります。これが最も一般的な症状です。
  • 腹痛や便通異常
    腫瘍が大きくなると、直腸の狭窄や圧迫を引き起こし、腹痛や便秘、下痢などの症状が現れることがあります。
  • 肛門周囲の不快感
    カルチノイド腫瘍が直腸の内壁に存在するため、排便時に不快感や違和感を感じることがあります。
  • 体重減少や食欲不振
    腫瘍が進行すると、消化器系に影響を与え、体重減少や食欲不振が見られることもあります。

発症の原因

直腸カルチノイドの正確な原因は不明ですが、以下の要素がリスクを高めることがあります。

  • 遺伝的要因
    家族に神経内分泌腫瘍がある場合、発症リスクが高くなることがあります。特に、MEN(多発性内分泌腺腫瘍)症候群のような遺伝性疾患が関連しています。
  • ホルモンの異常
    神経内分泌細胞から分泌されるホルモンが異常に分泌されることが原因となる場合があります。

直腸カルチノイドの診断方法

直腸カルチノイドの診断は、症状や検査結果を総合的に評価して行われます。

直腸診・肛門鏡検査

直腸カルチノイドは肛門鏡検査で直接視認することができます。医師は肛門鏡を使って直腸内を観察し、腫瘍が存在するかどうかを確認します。

内視鏡検査

内視鏡(大腸カメラ)を使用して、直腸とその周辺の大腸内を詳しく検査します。この検査により、腫瘍の大きさや位置を確認できます。

超音波検査(エコー)

直腸周囲の腫瘍やリンパ節の転移の有無を確認するために、超音波検査が行われることがあります。

CT・MRI検査

CTやMRIを使用して、腫瘍の広がりや転移の有無を詳しく調べます。特に転移の可能性を確認するために重要です。

生検

腫瘍の細胞を採取し、癌細胞の有無を確認する生検が行われることがあります。これにより、腫瘍の性質をより正確に診断することができます。

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