食道がん|【公式】おおたきく子クリニック|JR大阪駅の胃カメラ・大腸カメラ・痔

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食道がん

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食道がんについて

食道がんは、食道の内壁に発生するがんで、食物が通る管である食道に悪性の腫瘍ができる病気です。初期段階では症状が現れにくく、進行するまで発見されにくいことが多いため、早期発見と早期治療が重要です。食道がんは、高齢者に多く見られ、喫煙や過剰な飲酒、食習慣などがリスク因子として関与しています。

食道がんの症状

食道がんは、早期には自覚症状が少ないため、進行するまで気づかれにくいことが特徴です。しかし、進行すると以下のような症状が現れることがあります。

1. 飲み込みにくさ(嚥下障害)

食道がんの最も一般的な症状は飲み込みにくさです。食物や液体を飲み込む際に、喉の奥や胸部に引っかかりを感じることがあります。特に硬い食物や固形物を飲み込む際に感じることが多いです。

2. 胸の痛みや不快感

進行した食道がんでは、胸部に痛みや圧迫感を感じることがあります。この痛みは、食べ物の通過時に痛みを感じることもあれば、食事後にじわじわと痛むこともあります。

3. 体重減少

食道がんの患者さんは、食物を飲み込みにくくなるため、食欲不振や栄養摂取不足から体重が減少することがあります。急激な体重減少が見られる場合、早期の受診が必要です。

4. 声のかすれ

食道がんが声帯に近い部分に進行すると、声のかすれを引き起こすことがあります。この症状が続く場合は、耳鼻咽喉科や消化器内科での評価が必要です。

5. 喉の違和感や咳

食道がんが進行すると、喉に違和感や異物感を感じることがあります。また、食道がんが気管に接近すると、が続くこともあります。これらの症状が長期間続く場合は、がんの可能性を疑い、検査を受けることが重要です。

食道がんの原因とリスク要因

食道がんにはいくつかの原因やリスク要因が関連しています。特に生活習慣が関与しているため、早期の予防が大切です。

1. 喫煙

喫煙は食道がんの最大のリスク因子の一つです。タバコに含まれる有害物質が食道の細胞にダメージを与え、がん細胞の発生を促すことが知られています。喫煙習慣がある方は、食道がんのリスクが大幅に増加します。

2. 飲酒

過度のアルコール摂取も食道がんのリスクを高めます。特に大量の飲酒を長期間続けていると、食道がんの発症リスクが増加します。アルコールとタバコの両方を同時に摂取することで、リスクがさらに高まります。

3. 食習慣

食物の摂取方法や内容もリスクに関与しています。過度に熱い飲み物や食物を摂取することが食道がんを引き起こす可能性があるとされています。また、野菜や果物、繊維質が不足している食生活もリスクを高める要因となります。

4. 胃食道逆流症(GERD)

胃酸が食道に逆流する状態である胃食道逆流症は、食道の内壁を傷つけ、長期間続くと食道がんを引き起こす可能性があります。この病気を放置せずに治療することが大切です。

5. 肥満

肥満の人は食道がんのリスクが高いとされています。特に、腹部肥満がある場合、胃酸の逆流が多くなり、食道がんのリスクが増加します。

食道がんの診断方法

食道がんは、初期段階では自覚症状が少ないため、定期的な検査が重要です。診断にはいくつかの方法があります。

1. 内視鏡検査(胃カメラ)

内視鏡検査(胃カメラ)は、食道内部を直接観察できる最も信頼性の高い検査方法です。内視鏡を使って食道内の病変を確認し、必要に応じて生検を行い、がんの診断を確定します。

2. バリウム検査

バリウムを飲んで行うX線検査も食道がんを診断するために使用されることがあります。この検査では、食道の形状や病変の有無を確認することができます。

3. CT検査

CTスキャンは、食道がんが進行してリンパ節や他の臓器に転移していないかを確認するために行います。がんの広がりを把握するために必要な検査です。

4. 超音波検査(内視鏡下超音波検査)

内視鏡下で超音波を使って食道の深さやリンパ節転移の有無を調べる内視鏡下超音波検査も行われることがあります。この検査で、がんの進行具合をより詳しく確認することができます。

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