大腸ポリープ日帰り切除
大腸ポリープ日帰り切除
大腸内視鏡検査の際に、同時にポリープの切除を行います。 しかし、2-3㎝以上のポリープが見つかった場合や持病があり、抗血小板薬や抗凝固薬などを内服している場合は入院での切除が望ましいため、高次医療機関へ紹介させていただきます。
大腸ポリープ診療ガイドライン2014には38種類のポリープが列挙されています。これらの診断にはポリープの形態や表面性状、色調、硬さはもちろん、表面の微細構造、腺管開口部などを拡大観察することで病変の深さや治療の必要性を判定できます。内視鏡で安全に治療できる病変か、手術が必要な病変ではないと常に考え、診断方法を駆使し、内視鏡診断を正確に行い、内視鏡治療に適した病変を安全に切除しています。
代表的なものは「ポリペクトミー」、「内視鏡的粘膜切除術(EMR)」、「内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)」といわれるもので、これらは病変の形や大きさに応じて使い分けられます。
キノコのように茎があるタイプのポリープに用いられます。茎の部分にスネアという金属性の輪をかけて締め付け、そこに高周波電流を流して切除します。
平坦な状態で発生しているタイプのポリープに用いられます。粘膜の下に生理食塩水を注入してポリープ全体を持ち上げ、通電を行いながら、スネアを絞り上げて切除します。大腸ポリープの切除では、痛みを感じないことがほとんどです。
大きな病変や薬液で病変が持ち上がらないときなどに用いられます。粘膜の下に生理食塩水などの薬液を注入し、ポリープのできている粘膜を持ち上げたうえで専用の電気メスで周辺の粘膜を切開し、病変を少しずつ剥離して切除します。(入院での切除が望ましいため、高次医療機関へ紹介させていただきます。)